キャットフードの与え方を間違うと健康を損なうこともあるって本当?

キャットフードの与え方

 

キャットフードの与え方って、お皿にキャットフードをたくさん入れるて置いてあげるだけで良いと思ったりしていました。今でも知り合いのお家にお邪魔させてもらうと、猫が食べていないお皿にキャットフードが入っていることも良く見かけたりします。

 

このような状態では、猫が肥満になってしまうのも仕方がありませんし、キャットフードの鮮度にも問題があり健康を損なうこともあるので良くありません。これから猫を飼う方や猫を飼っている方に理想的なキャットフードの与え方をご紹介しようと思いますのでご参考になれば幸いです。

 

 

 

猫に必要な給餌量をきちんと量って与えましょう

キャットフードで肥満

 

現代猫の症状で多いのが肥満です。食事を与えすぎて肥満になっている猫が非常に多いです。肥満は多くの病気になるリスクが高くなる為、愛猫に必要な給餌量をきちんと量って与えることが大切になります。

 

下記の表は子猫の1日に必要なカロリー量(kcal)の目安ですので参考にしてみてください。

体重(kg)

10週齢(2か月半)

20週齢(5か月)

30週齢(7か月半)

0.8

200

0.9

225

1.0

250

1.1

275

1.2

300

1.3

325

169

1.4

350

182

1.5

375

195

1.6

400

208

1.7

425

221

1.8

450

234

1.9

475

247

190

2.0

500

260

200

2.2

286

220

2.4

312

240

2.6

338

260

2.8

364

280

3.0

390

300

3.5

455

350

4.0

520

400

4.5

585

450

5.0

650

500

 

体重(kg)

40週齢(10か月)

50週齢(約1歳)標準

50週齢(約1歳活発)

2.6

208

182

208

2.8

224

196

224

3.0

240

210

240

3.5

280

245

280

4.0

320

280

320

4.5

360

315

360

5.0

400

350

400

 

 

給餌量はキャットフードのパッケージにも記載されているので参考にして与えると良いでしょう。しっかりと年齢や体重を考慮して給餌量を決めてあげましょう。

 

量るのは毎日だと大変なので計量カップなどに目印をつけて与えるという方法もあります。「ここまで」という目印をつけておくと非常に楽になり負担になりにくいと思います。量るのも面倒なら1週間分くらいをまとめて量っておく方法も便利だと思います。密封できるビニール袋などで1日分ごとに小分けにするとさらに便利です^^

 

 

キャットフードを与える時は時間や回数も大切なの?

キャットフードの与える時間

 

キャットフードを与える回数は、1日の必要給餌量が守られていたら基本的に何回に分けても大丈夫です。

 

ただし1日1回というのはダメですね!最低でも1日2〜3回に分けると良いでしょう。

 

1日1回のキャットフードが何故ダメなのか?疑問になったと思いますので説明すると、1回の食事だと一気に食べてしまう事によって胃腸に負担をかけてしまいます。

 

空腹の時間が長くなって結果的にキャットフードを要求することが多くなりわがままになったり、人間と猫の関係性も崩れやすくなります。

 

少しずつしか食べれない子でも、キャットフードを置きっぱなしにしておく時間は長すぎないようにしてあげましょう。ずっと置いておくといつでも食べれるから後で食べようということになりわがままになってしまいます。

 

食べる時間や食べる回数は出来る限り同じようにしてあげることが大切です。

 

最近の研究では、一日一回の食事よりも2回の食事のほうが、猫に多い尿石症などの病気を防げることもわかってきました。

 

ウェットフードをお皿に出したときの置き時間は?

ウェットフードの場合、20分を目安に下げてあげましょう!ウェットフードは水分量が多く、ドライフードに比べると腐りやすいのが弱点でもあります。猫に与えて20分経っても残っている場合は捨てるか、冷蔵庫で保管して次の時間に与えましょう。

 

残したウェットフードは冷蔵庫に保存でも良いのですが、少なからず鮮度は落ちていることもあるので次に与えても食いつきが悪い場合もあります。食いつきが悪い場合は捨てて新しいキャットフードに変えて与えてあげましょう。

 

ドライフードをお皿に出したときの置き時間は?

1日経ったキャットフードは捨てましょう!ドライフードはウェットフードに比べると腐りにくいのがメリットでもありますが、こちらも時間を決めて1片づけてあげましょう。

 

ドライフードでも時間が経つにつれて風味や触感が失われ、少しでも猫が口をつけたものは唾液などで腐りやすくなります。

 

キャットフードを与える時間はころころ変えないで!

ダイエットなどのために食事の回数や時間を変更する場合でも、できるだけ毎日決まった時間にキャットフードを与えましょう。猫には体内時計があり、毎日これくらいの時間に食べれるという事が分かっています。

 

 

キャットフードを食べやすい環境を整えることも大切

キャットフードの与える場所

 

キャットフードを食べる場合は、猫が落ち着いて食べることのできる場所を選んであげましょう。人目につく場所ではなく、部屋の隅っこなど静かな場所が良いでしょう!

 

快適な気温であることも重要で、暑すぎたり、寒すぎたりする場所ではキャットフードを食べる気にもなりません。私たち人間も同じですよね!冬場は水を飲む量が減るので、尿石症などの病気になりやすくなりますし、夏場はキャットフードが腐りやすいので注意が必要です。

 

猫は食事場所では排泄しないという習慣があるので、衛生面的にも食事場所と排泄場所は離しあげましょう。

 

こんもりと高くキャットフードを盛り付ける

お皿に広げるのではなく、高さがある山のような盛り付けの方が猫は食べやすいです。万が一食べ残しがあっても盛り付けし直してあげると食べてくれることもありますよ!ウェットフードの場合は、大きな固まりのままだと食べないこともあるのでスプーンなどで小さくしてあげましょう。

 

お皿のフチにヒゲがあたらない広いタイプがおすすめ

猫はキャットフードを食べる時にお皿のフチがあたるのを嫌います。ヒゲがあたらないくらいの広いお皿を選んであげましょう。

 

低い位置が食べにくそうなら台をつけてあげましょう

お皿が低い位置で食べづらそうなら、少し高さがある台を用意してあげると食いつきが変わる場合があります。成長段階で食いつきが悪くなってきたら食べる位置を変えてあげると良いかもしれませんね。

 

新鮮な水を用意してあげましょう

新鮮な水をいつも用意してあげることが大切です。キャットフードの横には必ず水も一緒に置き、好きな時に飲めるようにしてあげましょう。

 

おすすめキャットフード

 

危険な成分について

 

キャットフードの選び方 目次

子猫用キャットフード 成猫用キャットフード 老猫用キャットフード

子猫用 〜1歳

成猫用 1〜6歳

老猫用 7歳〜

尿路結石対策キャットフード ダイエットキャットフード アレルギー対策キャットフード

尿路結石対策

ダイエット肥満対策

アレルギー対策

腎臓ケアキャットフード 無添加キャットフード グレインフリーキャットフード

腎臓ケア対策

無添加

グレインフリー

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