猫が尿路結石症になる前の餌選びや治療後のおすすめキャットフード

猫の尿路結石対策キャットフード

 

猫の発症率が高いと言われている尿路結石症(FUS、FLUTD)になる前にしっかりと対策してあげることが大切です。そして治療後にも再度、尿路結石になってしまうリスクが多い症状なのでキャットフードから対策することをおすすめします。

 

尿路結石症は水分をしっかりと摂取しないと掛かりやすい症状で、膀胱炎や結石症などのおしっこトラブルとなりやすい症状です。

 

夏場や冬場でもなる症状で一度起こしてしまうと、何度も繰り返すことも多いので普段の生活環境や食事環境からも対策してあげることが大切です。

 

尿路結石対策キャットフード

 

 

 

猫のおしっこトラブルで掛かりやすい症状とは?

猫の尿路結石

 

愛猫のおしっこの状態がいつもと違うと思った場合は尿路結石を疑った方が良いかもしれません。下記の症状の場合は尿路結石の症状が出ているかもしてません。

 

  • おしっこの色がいつもと違う場合(血尿や赤、オレンジ、茶色など)
  • 尿やおしっこの砂がキラキラとしている場合
  • 1日に4回以上トイレに行く
  • トイレ以外の場所でするようになる
  • トイレで鳴き声をあげる
  • トイレでうずくまっている
  • お腹を触ると痛がる素振りを見せる
  • 足を触ると痛がる素振りを見せる
  • 尿が2日間出ていない(非常に危険です)

 

膀胱炎・尿道炎 細菌に感染し膀胱や尿道に炎症を起こしてしまいます。
尿路結石症

@ストラバイト結石
尿のマグネシウム・アンモニア・リン酸などが結合して結晶から結石になり、尿道を塞いだり傷をつけることがあります。

 

Aシュウ酸カルシウム結石
尿が酸性に傾くことで、シュウ酸とカルシウムなどのミネラル分が結合して結石になります。この結石が尿道を塞いだり傷を付けるしまいます。融解できなくなるので高額な手術が必要になります。

 

猫の尿路結石で最も多いのがストラバイト結石(リン酸マグネシウムアンモニウム)で、主な原因は食事の問題となっています。カルシウム・マグネシウム・リンなどのストルバイトを形成するのに必要な栄養素を過剰摂取することで発症してしまいます。
そして水をあまり飲まない場合でも、尿が濃縮され濃度が高くなることでストルバイト結石になることがあります。

 

 

猫の尿路結石になる原因とは?

猫の尿路結石

 

尿路結石というと、トイレの度に泣き叫んでしまうような症状というイメージがありますよね。人の場合は痛くて痛くてたまらないのでしょうが、猫は痛みを我慢する動物なので発見が遅れ重度になってしまう恐れがあります。

 

その原因が猫はあまり水を飲まない肉食動物であることも原因のひとつで、おしっこが濃くなったり、雑菌が繁殖しやすく膀胱炎や老廃物が体の中で固まって結石症などを起こしやすくなります。水分摂取量を増やしてあげることでかなりの予防効果がありますが、水嫌いの猫にとっては苦痛でストレスを与えることもあります。

 

キャットフードが原因で尿路結石になってしまうこともあります。尿路結石には配慮されていない低品質な原材料や成分値のキャットフードなら治療後にも再発してしまうリスクもあるので注意してあげましょう!

 

尿路結石対策キャットフードの選び方をまとめてみましたのでご参考になれば幸いです。

 

>>尿路結石症対策でキャットフードの3つの選び方とは?

 

 

尿路結石症対策でキャットフードの3つの選び方とは?

キャットフード比較

 

おしっこの量を増やす効果があるキャットフードを選ぶ

肉食の猫におすすめのキャットフードは、穀物が少なく動物性タンパク質が豊富なキャットフードが消化吸収も良く健康的な体を維持してくれます。また、近年の研究では高タンパクなキャットフードを続けることで、おしっこの量が増えてストルバイト結石症を予防する効果があることも報告されています。

 

おしっこトラブルを未然に防ぐ為にpHのことを理解しよう!

pHのことを知っておくとおしっこトラブルを未然に防ぐことも!pHとは水素イオン濃度指数のことで酸性・アルカリ性を表す単位で0〜14までの数値で表されます。pH7が中性で、それより小さいと酸性、大きいとアルカリ性となります。

 

一日のうちに何度もアルカリ性になったり酸性になったりと移動するpH数なのですが、健康的なおしっこpH値は6.5前後と言われています。アルカリ性に傾き結石化し長時間続くとストラバイト結石になります。

 

pH値を低く抑えるために、カルシウム含有量を抑えたキャットフードを続けると、腸内でシュウ酸がカルシウムと結合して便は出やすいですがシュウ酸カルシウム結石の原因となります。

 

これらの症状になりにくいおしっこpH値を中性に保つキャットフードがあり、これらはpH5に調整し、猫が食べた後に体内でおしっこのpH値を中性にするキャットフードがありますが種類は限られます。

 

予防効果があるミネラル分の少ないキャットフード

カルシウムやマグネシウムといった結石症の原因になる成分を調整することで、結石症になりにくい対策をすることも大切です。一度結石症になってしまったら何度も繰り返してしまいますのでなりにくい成分のキャットフードに切り替えてあげるだけで効果があります。ミネラル分の少ないキャットフードがおすすめです。

 

その他にも尿路結石症に効果があるクランベリーやブルーベリー、セイヨウヤマモモなどを配合したキャットフードもおすすめです。また、カルシウム・マグネシウム・リンの成分値が少ないキャットフードもおすすめです。

 

 

キャットフードの成分と尿路結石対策を比較

キャットフード比較

 

ここでは上記でご紹介した3つのポイントをキャットフードごとに比較してみましたので、尿路結石症になる前から対策してあげると病院費用なども抑えることができるのでご参考にしてもらえると幸いです。

  • 高タンパク質で水を飲む量を増やしてくれる効果があるか?
  • マグネシウムとカルシウムの成分値を比較
  • 尿路結石症対策としてpH5または効果に期待を持てる成分か?

を比較してみました。

 

 

タンパク質量

カルシウム/マグネシウム

結石症予防の効果

モグニャン

30%

0.62/0.12%

クランベリー

カナガン

37%

1.58/0.09%

クランベリー

シンプリー

37%

1.89/0.13%

クランベリー

ジャガー

40%

1.70/0.12%

クランベリー/ブルーベリー

ファインペッツ

32%

1.10/0.07%

pH5◎

オリジン

42%

1.4/0.09%

pH5◎

ロイヤルカナン

32%

1.00/0.07%

なし

サイエンスダイエット

29%

0.65/不明%

なし

ピュリナワン

40%

1.00/0.09%

なし

アイムス

32%

不明/0.12%

なし

ユーカヌバ

34%

不明/0.10%

なし

 

 

愛猫の尿路結石症予防におすすめキャットフードランキング

尿路結石対策キャットフードランキング

 

キャットフード

ファインペッツの特徴

ファインペッツはpH5コントロールの結石症予防に適したキャットフードで、動物性タンパク質が豊富なキャットフードで人気です。2016年11月より新工場でさらに安全な高タンパク質なキャットフードに生まれ変わりました。また、初回限り1000円(税別)でお試しができるので申込数がかなり多いみたいですね^^

価格 1kg 2469円
評価 評価5
備考 pH5対策キャットフード

キャットフード

オリジンの特徴

動物性タンパク質が豊富なキャットフードで肉原材料を80%使用しグレインフリーで無添加のキャットフードでトップクラスですが、コスパが少し高いというデメリットがあります。また、食事から尿路結石症対策で効果のあるpH5コントロール食となっています。

価格 2.27kg 6800円
評価 評価4.5
備考 pH5対策キャットフード

キャットフード

モグニャンの特徴

モグニャンキャットフードはpH5コントロールではありませんが、クランベリー配合でカルシウムやマグネシウム・リンなどのミネラル分の少ないバランスの良いキャットフードで、尿路結石症になっていない愛猫の対策としてもおすすめのキャットフードで人気です。また、尿路結石の治療後のキャットフードとしてもおすすめです。良質な原材料と成分値でコスパが良く人気があるキャットフードの一つですね!

【キャットフードの教科書】限定で、モグニャンの初回購入分が半額(50%OFF)となるキャンペーンを実施して頂いています。この機会に是非、安全でおすすめできるモグニャンを試してみてくださいね!!

価格 1.5kg 3960円
評価 評価4
備考 クランベリー配合で尿路結石対策にもおすすめ

 

キャットフード選びで迷ったらおすすめはコレ!!

キャットフードを探しているけど、どのキャットフードが良いのか分からなくなったらモグニャンのキャットフードはかなりおすすめです!!

モグニャンキャットフード商品レビュー

粗悪な添加物

穀物は使用しているか?

動物性タンパク質は豊富か?

なし

不使用(グレインフリー)

新鮮な白身魚を豊富に使用

尿路結石対策はどう?

マグネシウムは?

アレルギーや肥満対策は?

クランベリー配合

0.12%

グレインフリーで低カロリー

モグニャンキャットフード

 

おすすめキャットフード

 

危険な成分について

 

キャットフードの選び方 目次

子猫用キャットフード 成猫用キャットフード 老猫用キャットフード

子猫用 〜1歳

成猫用 1〜6歳

老猫用 7歳〜

尿路結石対策キャットフード ダイエットキャットフード アレルギー対策キャットフード

尿路結石対策

ダイエット肥満対策

アレルギー対策

腎臓ケアキャットフード 無添加キャットフード グレインフリーキャットフード

腎臓ケア対策

無添加

グレインフリー

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愛猫が肥満でダイエットさせたいけどどんなキャットフードが良いのか?って悩まれている方におすすめのキャットフードは何が良いかを徹底的に分析して解析しました。肥満による糖尿病の危険もあるのでご参考になれば幸いです。
アレルギー対策
愛猫にかゆみや湿疹などの皮膚炎、ひっかき傷、下痢、嘔吐、毛が抜けるなどの症状がある場合は、アレルギーを発症している可能性がありますのでまずは低アレルギーのキャットフードで対策してあげましょう。
腎臓ケア対策
猫の症状で多いのが腎臓病があげられます。猫の体に大きな負担となる腎臓病は腎臓ケアができるキャットフードでしっかりと対策することが大切です。コスパが良く続けやすい腎臓ケア用におすすめのキャットフードをご紹介していますのでご参考になれば幸いです。
無添加
キャットフードの原材料や成分の中には粗悪な添加物を使用して愛猫の健康を害している物もあります。ここでは無添加キャットフードは何故良いのか?無添加キャットフードのメリットとデメリットをご紹介しています。
グレインフリー
穀物は猫にとって消化の妨げになる食材のひとつですが、安価な穀物をかさ増しの為だけに使用しているキャットフードメーカーが多いです。そんなキャットフードでもグレインフリーな物も数多く販売されるようになりましたが、グレインフリーでコスパが良く続けやすいキャットフードの選び方をご紹介しています。